PMOの必要性とは?
PMOという役割、機能は必要でしょうか、不要でしょうか。
本記事ではPMOの必要性について掘り下げてご紹介いたします。
資源配分の必要性
社内で複数のプロジェクトが同時進行する際、一方は納期にゆとりがあり、一方は納期遅延が明白だったとしましょう。
全社観点で言えば、早期に人材を移動させ両プロジェクトの納期内完成を目指すことが重要です。
この役割が必要であるから、PMOが必要だと言えるでしょう。
統一されたプロセス管理の必要性
各チームが独自の開発プロセスを踏んでいるとしたらどうでしょう。
各チームが進捗管理を独自の方法で計り、報告していたらどうでしょう。
プロジェクトの責任者は、誤った理解に基づいて意思決定を行うことになります。
これらを避けるためには、プロセスの標準化や報告フォーマットの標準化が重要です。
この役割が必要であるため、PMOが必要だと言えます。
成功・失敗ナレッジの共有の必要性
同様の失敗を社内で何度も繰り返す状況は、そのままとして良いものでしょうか。
過去に社内で起きた失敗事例は、再発を防ぐ目的で広く共有されることが大切です。
この再発防止を目的にしたナレッジ共有をPMOが担う。この役割が必要であると言えます。
重複業務削減の必要性
複数のチーム内で重複している業務はないでしょうか。
または、一箇所に集めて対応することで、コストが下がる業務はないでしょうか。
これら業務の発見、重複の是正や一箇所に集めての対応を進めることは重要です。
この役割もPMOの役割です。社内の非効率な業務を発見し、改善をリードする役割も必要であると言えるでしょう。
最後に
ここまでいくつかの「必要性」を取り上げてご紹介してきました。
他にもPMOの役割はありますが、どれも業務全体をスムーズに、効率的に進める上で必要であり、重要だと分かりました。
組織、プロジェクトの規模により差はあろうかと思いますが、PMOの必要性がご理解いただけたのではないでしょうか。
組織づくりやPMOの配置にお悩みであれば、本記事をご参考にしていただけると嬉しいです。