おすすめPS3のカードゲーム！時代に見放されたPS時代のゲームがPlayStation Storeで再登場！
「カードゲーム」と一言にいっても「大富豪」のようなトランプを使ったシンプルなゲームから「マジック・ザ・ギャザリング」のような専用のカードを使ったゲーム、「カルドセプト」のような別のジャンルのゲームとのコラボを試みたゲームなど、結構幅広いゲームが該当します。
今回紹介するのは、3つ目の「コラボ型」のゲームです。
名作の狭間に埋もれた作品「ガイアマスター ～神々のボードゲーム～」
このゲームは2000年に初代PSで発売されていたもので、2012年にPlayStation Storeでダウンロード販売が開始しました。
ゲーム性は土地確保&資産奪取ゲームの「いただきストリート」にカードゲームの要素を入れたゲームで、一見「カルドセプト」と同じ方向性に見えますが、独特のシステムによって全く違う方向性を持ったゲームになっています。
まず、引くカードについてはカードゲームのような「デッキ」に当たるものを作ってそこから引くのではなく、完全にランダムで引くこと。
土地の奪取ができるのはカルドセプト同様ですが、そちらも簡略化されています。
カルドセプトより戦略性は減少しましたが、代わりにカルドセプトが複雑すぎると感じた人にもお勧めできますし、カルドセプトで必要だった前準備も一切不要なのでお手軽に遊べるようになっています。
また、キャラクター自身に特殊能力を持たせているという点は他の同種のゲームとは一線を画していると言えます。
これらの要素により「いただきストリート」では少なかった逆転要素もしっかり持たせています。
これがタイトルとしては初めてということで少々ゲームバランスに粗削りな部分はありますが、みんなでわいわい楽しむ分には十分と言える出来だと思います。
しかしPS時代には同機種に「いただきストリート」と「カルドセプト」の両方が存在したのはこのゲームにとって厳しい環境でした。このゲームは先の2作のゲームの中間的な存在なため、より手軽に遊びたい人は「いただきストリート」へ、より戦略性を求めたい人は「カルドセプト」へ流れていったため、このゲームを選ぶ人が少なくなってしまう結果となってしまいました。
また、この2作は既に他機種版を発売して好評を得ていたうえ、粗かったゲームバランスを改善して発売していたのも、このゲームの粗さを強調する結果となってしまいました。
こうしてPS時代は良作と言われながらもこれらのゲームの陰に埋もれたまま消えていってしまいました。
⇒ガイアマスター ～神々のボードゲーム～
そんなゲームが2012年にPlayStation Storeで復活しました。かつてのライバルだった2作はPS機から離れ、他にボードゲーム・カードゲームといえるジャンルも少ない環境です。粗い中にも確かな面白さを持った作品であるので、PS3を持っている方は一度触れてみるいい機会だと思います。
以上、PS3の隠れたカードゲームについて紹介しました！