のめり込む面白さ!おすすめのファンタジー小説9冊!名作揃いです!
ハリー・ポッターと賢者の石
初めて読んだ時のあのワクワク感は15年たった今でも忘れられません。その位、ハリー・ポッター シリーズの第1作目は衝撃的でした。児童書なのに大人でも引き込まれる要素が沢山あり、本当に子供向けなの?といいたくなるような内容でした。
その後もシリーズは続き、映画まで作られました。世界中の人々を魅了したこの作品の一番の見所はなんといっても魔法だと思います。1作目ででてくる『百味ビーンズ』はその後のシリーズにもちょくちょく出てくるし、魔法学校がどんな所なのか詳しく書かれているのが1作目なのです。
そして、宿敵ヴォルテモートとの戦いが始まるのもこの1作目からなのです。とにかく1作目を読んでからでないと、ハリー・ポッターは語れないと私は思います。
⇒ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
ブレイブ・ストーリー
宮部みゆきさんが小学生の男の子を主人公にした異世界への冒険のお話なのですが、この作品を読んでさすが宮部みゆきさんだと感じました。
ただ冒険しに行くのではなくて、男の子の家庭環境や友達、旅の仲間など色んな要素が含まれていて、どんな風に主人公が仲間と共に心の成長していくのかを丁寧に描いた作品だと思いました。
子供が読んでも大人が読んでも十分に楽しめる作品だと思います。今の自分にとって大事なものって何だろうと、読んだ後に考えさせられる、気付かせられる作品です。ぜひ、沢山の人に読んでもらいたい作品だと思います。
⇒ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)
空色勾玉
「西の善き魔女」がベストセラーとなった、荻原規子さんの日本を舞台にしたファンタジー小説。
日本の神話を題材にしているファンタジーは少ないので、日本の神話が好きなので手に取ってみた。表紙のイラストも印象的で、文章とよくマッチしていた。
勾玉三部作と呼ばれるシリーズ物だけれど、1冊ずつ読んでもまったく問題はなく、ファンタジー好きはぜひ読むべき1冊。登場人物がそれぞれに個性的で、日本の神話に興味がない人が読むと、日本の神話をより知りたくなるような作品。日本児童文学者協会新人賞受賞作だが、児童小説の域を超えた内容の濃いさである。
⇒空色勾玉 (徳間文庫)
月の影 影の海
小野不由美の異界ファンタジー十二国記シリーズの一番最初の小説。NHKでアニメ化もされた大人気作品。
山田章博のイラストが使用されていることでも有名である。出版当初は講談社のライトノベルレーベルで出されていたが、その後、講談社文庫、新潮社文庫からも出し直されている。現代から異世界に流される主人公が自分の運命に翻弄されながら、成長して行く物語。
主人公の陽子が普通の女子高生から迷いながらも、徐々にかっこよく意志の強さをつけていく。周りの力、自分ひとりではないと周りを信じることが大事だと気付かされる作品。
⇒月の影 影の海〈上〉―十二国記 (新潮文庫)
指輪物語
映画にもなった指輪物語、主人公が無敵のヒーローではないところが妙にはまります。
ごく普通のキャラクターが自分よりもはるかに優れた人々にもできないことを成し遂げなければならない、というところがごく普通の人間である読者にも共感できると思うからです。
映画が有名なので、もうあらすじを知っているという人も一旦それを白紙にするつもりで読んで欲しいと思います。
原作は映画では描ききれなかった登場人物もでてきたりして、旅の大変さがよりわかりやすいです。
詳細な状況を読むことにより、読者も登場人物と一緒に旅をしているような気になると思います。
主人公が苦難に立ち向かいながら仕事をやり遂げる物語は魔法の杖を一振りしてどんな問題も解決、というような単純な話よりも現実味があって読み応えがあります。
⇒文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)
十二国記
こちらの小説はシリーズものです。私がこの小説を読み始めたきっかけはNHKでアニメ放送をしていたからです。
アニメもとても面白かったのですが、途中で終わってしまいました。調べてみると小説もたくさんあるとのこと。
12国の君主と麒麟と言われるその僕の物語なのですが、とても人生に呼びかけてくるような内容で、ストーリー展開が面白いことはもちろん、
今私は20代後半ですが何度も人生について考えさせられます。読む年代が違い、何回も何回も読めば読むほど味の出てくるような小説だと思います。
ファンタジー以上の何かを得られるはずだと思います。続編も楽しみです。
⇒十二国記 文庫 1-11巻セット (講談社X文庫―ホワイトハート)
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ作の「はてしない物語」は読んでいると、自分が主人公と一体になり冒険しているかのような不思議な気持ちになります。
読んでいると本の中へ入り込んでしまうかのような感覚になり、主人公と一緒に悲しみ、歓び、冒険を共にできます。子供向けの本ですが、是非大人にも読んでほしいおすすめの一冊です。
映画にもなっていますが、原作の方がより物語が深く、愛や希望、親友、自分を信じること、自分を愛することがテーマとなっていて、かなり読み応えがあります。読んだ後も余韻が残り、自分もこのファンタージェンの世界へ行ってみたいという夢が膨らみます。
⇒はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501))
しゃばけ
体が極度に弱く、妖怪の兄やたちに守られながら、日々をせっせと生きている江戸の大店の若旦那が主人公です。若旦那の回りには妖怪や神様が寄って来たり一緒に暮らしていますが、この妖怪たちがイキイキと描かれているのが魅力です。
妖怪や幽霊は怖いものとして書かれる怪奇小説とは違い、コミカルで愛嬌があります。特に、若旦那の袖の中で遊ぶ家鳴という妖怪は、しゃばけのマスコットキャラクターのようになっています。子供のような思考でたくさんの問題や事件も引き起こすのですが、なぜか憎めないキャラです。
江戸時代を舞台にした話ですが、女性や子供にも読みやすい時代小説です。
⇒しゃばけ (新潮文庫)
化物語
本自体はかなり分厚目の本ですが、本当に面白いです!アニメ化にもなり映画化も今度あるみたいです!
化物語を1番最初に読みましたが他にも傷物語、花物語、とシリーズ化している本ですので一冊読み終わってもまた別のを読めます。しかもどれも面白いです。
基本主人公が吸血鬼の話しなので十分SFなのですが、妖怪がでてきたりもしますし、かと思いきや汚い人間の話しが出て来たりもします(^^)そんなに活字を読む方の人間じゃない自分なのですが、このシリーズはとりあえず全部読んでいます。
人気もあるようなので本屋に行けば必ず置いてありますし、オススメです!
⇒化物語(上) (講談社BOX)