おすすめしたい経済小説2選!
とてつもない日本
この本は政治家の麻生太郎氏が書いたものです。私はそれまで経済関係の本を読んだことはありませんでした。
この本を読んだときはかつて麻生氏が総理大臣だったころです。インターネットでお勧めしているのを見て、読んでみました。
政治家が書いたものだから、さぞかし難しく書いてあるのかな・・・と思いましたが、むしろ読みやすかったです。
彼は日本をマイナスの点からみているのではなく、力があることをずっと前から気付いており、その力を引き出したいということを力強く本書の中で強調されていました。
そして若者はこれだから・・・と言われる今の時代に、その若者たちが読んでほしいと思うと同時に若者を批判してしまう大人の方にも読んで若者の力を信じてほしいと思うような一冊です。
⇒とてつもない日本 (新潮新書)
空飛ぶタイヤ
タイトルに惹かれ購入しました。
著者は『半沢直樹』や『下町ロケット』で有名な池井戸潤さんです。
実際にあったことを元にした小説なので、長編が苦手な私もゾクゾクゾワゾワしながら一気に読み進めることができました。
死も描かれているので重苦しい部分もありますが、次々と起こる事件に目が離せなく、家族愛や会社への献身に日本人の温かさを感じ、男臭さ人間臭さが女性読者として微笑ましく思う部分もありました。
『半沢直樹』や『下町ロケット』とはまた一味違う痛快さとスピード感があり読み終わった後に深い感動浸れる大作だと思います。
⇒空飛ぶタイヤ (Jノベル・コレクション)