【不織布の捨て方】収納時に活用しよう!
2017/12/29
不織布とはどんなものでしょうか。「織らない布」と書きますから、縦糸と横糸を織り合わせた普通の布とは違うものです。
私たちの身の回りで使われているものとしては、布製ではない使い捨てのマスクやエコバック、バックや洋服を買ったときに保護のために入っている袋、ホッカイロの外側などに使われているものが不織布です。
縦糸と横糸を織り合わせた布よりは強度は落ちるため、繰り返し洗って使用するのには向きませんが、生産過程がシンプルなため安価で大量に生産できるというメリットがあります。使われている素材はポリエステルやポリプロピレンがほとんどです。それらの素材をシート状にしたものが不織布です。
《マスクは焼却処分が重要!》
そのため、捨てる際は「可燃ゴミ」として出します。使い捨てマスクには鼻の部分にワイヤーが入っていますが、マスクの使用目的を考えると菌やホコリをたくさん付けた使用済みのマスクをベタベタ触って二次感染を引き起こすことや部屋中に菌やウイルスを撒き散らしてしまうことは避けた方が良いため、この場合はワイヤーを分別することはせずに可燃ゴミとして処分するようにしましょう。
《未使用品は放熱後処分を!》
不織布が使われている製品で分別を悩んでしまうものの一つにホッカイロがあります。ホッカイロにも中に酸化鉄が入っているので分解して分別した方が良いか悩んでしまうところですが、使用済みのホッカイロは分解せずにそのまま可燃ゴミとして処分します。
ただし未使用のホッカイロを捨てる際は注意が必要です。未使用のホッカイロをそのまま可燃ゴミとして捨ててしまうとまだ酸化していない鉄が発熱し、発火・火災の原因となります。未使用のものは袋から出し放熱させて、冷ましてから捨てるようにしましょう。
また、使用期限が過ぎてしまったホッカイロは使って大丈夫だろうかと不安になりますが、使用期限が過ぎていても使用にはなんの問題もありません。安心して使った後に処分すると良いでしょう。
《カバンや洋服の収納に便利な不織布》
多孔性で通気性もよく、ホコリを通さない不織布はあまり使わないカバンや洋服の収納に重宝します。洋服を買った際についてきたものは捨てずに収納時に使用するようにしましょう。高温多湿の日本ではカバンや洋服以外にも革靴や革ベルト、革の小物などを収納する際に使用するとカビやホコリを防止することができます。
不用になった不織布製品は捨てる前に何かの収納に使えないか考えてみると良いかもしれません。